目次
公務員の私が新NISAで選んだ銘柄は?楽天証券での運用状況を公開!
副業ができない公務員だからこそ、「今の給料をいかに動かすか」が勝負です。私が新NISAを始めたのは、貯金口座で眠らせているお金の"機会損失"に気づいたことがきっかけでした。
前回の自己紹介記事に、思ったより多くの方から反応をいただきました。今回は具体的に踏み込んで、実際に私が保有している銘柄と、楽天証券を選んだ理由をお伝えします。
「新NISAって言葉は知ってるけど、何を買えばいいかわからない」という方にも読んでいただけるよう、できるだけ丁寧に書いてみました。
① お金を「寝かせておく」のはもったいない、と気づいたきっかけ
社会人になって数年、給料が振り込まれるたびに生活費を差し引いた残りは「とりあえず普通預金に」という日々が続いていました。
きっかけは、ふとした瞬間に見た銀行の預金金利です。当時の地方銀行の普通預金金利は年利で約0.001%。100万円預けても、1年でもらえる利息はたったの10円。税金を引いたら実質8円です。
💡 一方で、インフレ(物価上昇)が続けば、現金の価値は目減りしていく。「貯金=安全」ではなく、「貯金=緩やかに損をしている可能性がある」と知ったとき、初めて本気で投資を調べ始めました。
公務員は副業ができません。でも「資産運用」は副業には当たらない。ならば、お金に働いてもらうしかない——そう決めてから、まず証券口座を開きました。
② なぜ「楽天証券」を選んだのか
証券口座の選択肢は複数あります。その中で私が楽天証券を選んだ理由は、大きく3つです。
- 楽天銀行との連携(マネーブリッジ)が便利:証券口座と銀行口座をつなぐと、楽天銀行の普通預金金利が年0.1%に優遇される。地味だけど確実にお得。
- 積立でポイントが貯まる:クレジットカード(楽天カード)で積立設定すると、毎月の積立額に応じて楽天ポイントが付与される。ポイントはそのまま投資に回せる。
- 画面が見やすく、初心者でも迷わない:初めて証券口座を開いたとき、操作に迷う場面がほとんどなかった。銘柄の検索・積立設定・確認がすべてスムーズ。
また、楽天モバイルや楽天市場も併用することで、楽天経済圏のポイント倍率がさらに上がります。スマホ代を下げながらポイントも増やす——副業できない分、こういった「制度の活用」で少しでも差をつけることが私のスタンスです。
③ 【銘柄公開】私が選んだファンドとその理由
いよいよ本題です。新NISAには「つみたて投資枠(年120万円)」と「成長投資枠(年240万円)」の2種類があります。私はそれぞれで異なる使い方をしています。
つみたて投資枠は長期・積立・分散に適した低コストファンドのみが対象。成長投資枠はより幅広い銘柄を購入でき、テーマ型ファンドや個別株にもチャレンジできます。両枠を合算して年間最大360万円まで、最大5年間(合計1,800万円まで)非課税で運用可能です。
▼ つみたて投資枠(説明用)
つみたて投資枠の代表格として、よく挙げられるのが以下のファンドです。私自身は現在運用していませんが、長期・低コストの入門として初心者の方に特におすすめです。
約50カ国・3,000銘柄以上に分散投資。信託報酬は業界最安水準。「まず1本だけ選ぶなら」という問いへの答えとして最も定番のファンドです。
▼ 成長投資枠(私が実際に積み立てている11銘柄)
私がメインで運用しているのは成長投資枠です。より高いリターンを狙えるテーマ型・セクター型ファンドを中心に11銘柄を保有しています。
Meta・Apple・Alphabet・Amazon・Microsoftなど超大型テック10社に等ウェートで投資。信託報酬はやや高めですが、集中投資による爆発力を期待して保有しています。
米国の大型グロース株上位10社に絞った超集中ファンド。信託報酬は低めに抑えられており、コストを抑えながら米国成長株の恩恵を得られる点が気に入っています。
NASDAQ市場上場の時価総額上位100銘柄に投資。FANG+より銘柄数が多く分散が効いており、米国ハイテクセクターの成長をバランスよく取り込みたいときに有効です。
世界のテクノロジー企業上位20社に集中投資するファンド。FANG+よりもさらに銘柄を絞り込んだ構成で、ハイリスク・ハイリターンを狙う位置づけです。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)に連動。NVIDIA・TSMC・Qualcommなど半導体大手30社に集中投資。AI・データセンターの需要拡大を見据えて保有しています。
世界のロボティクス・自動化・AI関連企業に投資するテーマ型ファンド。信託報酬は高めですが、産業用ロボットやAI活用の長期成長テーマへの投資として少額保有しています。
米国を代表する500社に低コストで投資できる定番ファンド。信託報酬は0.1%以下で、長期保有に最も向いている銘柄のひとつ。ポートフォリオの安定軸として保有しています。
東証プライム市場上場の優良企業150社に投資。日本株の中でも資本効率が高い企業に絞り込まれており、「日本株をせっかく持つなら質の高い企業だけに」という考えで選びました。
東証上場の国内株式全体に幅広く投資。円建て資産として為替リスクなしに国内株の成長を取り込めます。地方公務員として日本経済への応援も込めて保有しています。
中国・インド・ブラジルなど新興国の株式に分散投資。先進国に比べ値動きは大きいですが、長期的な経済成長の恩恵を取り込む目的で少額保有しています。
国内保管の金現物を裏付けとするETFに投資するファンド。株式と値動きが異なるため、ポートフォリオ全体のリスク分散に貢献します。インフレ局面に強い資産として注目しています。
📌 信託報酬が高いファンド(FANG+・ロボティクスなど)は、その分リターンへの期待値も高い代わりにリスクも大きくなります。低コストのeMAXIS Slimシリーズをベースに、テーマ型をスパイスとして加える形が私のスタンスです。
「もっとシンプルにしたい」という方には、まずS&P500かオルカン1本から始めることを強くおすすめします。成長投資枠への挑戦は、投資に慣れてから少しずつ広げれば十分です。
④ 忙しい公務員でもできる「ほったらかし投資」のメリット
正直なところ、日々の業務をこなしながら毎日チャートをチェックする余裕はありません。だからこそ、「自動で積み立てて、ほったらかす」スタイルが自分に合っています。
毎月一定額を積み立てることで、価格が高いときは少なく、安いときは多く買える仕組みのこと。長期で見ると取得単価が平準化され、リスクを抑える効果があります。FP3級でも頻出の考え方です。
「投資は怖い」という感覚は、多くの場合「値動きをリアルタイムで追いすぎること」から来ていると思います。自動化して目を離すことで、むしろ精神的に楽になりました。
⑤ まとめ:まずは「月1,000円」から始めてみてほしい
- 貯金口座に眠らせているお金は、インフレで実質目減りする可能性がある
- 楽天証券+楽天銀行の組み合わせは、ポイント・金利の両面でお得
- eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)は信託報酬が最安水準で分散効果も高い
- 毎月自動積立の「ほったらかし投資」は、忙しい人ほど向いている
新NISAは年間360万円まで非課税で投資できる制度ですが、最初からMAXを目指す必要はありません。月1,000円からでも始めることに意味があります。
「完璧な準備ができてから始めよう」と思っていると、始められないまま時間だけが過ぎていきます。私自身、最初は少額からスタートして、少しずつ積立額を増やしてきました。
「口座を開いて、1本選んで、積立設定をする」——それだけで十分なスタートです。
次回は、「新NISAと旧NISAの違い」と「つみたて投資枠・成長投資枠の使い分け」について、FP3級の知識をもとに解説します。